ごっこ(布袋魚)のさばき方

北海道ではごっこ、と呼ばれています。東北地方では「布袋魚」という名前で呼ばれています。
時期は12月~3月ごろ、産卵期に深海から沖合い100m~200mに岸よりしてくるらしい。

特に、北海道の日本海側沿岸では、時化ると泳ぐのが弱いので、岸に転がってくるのだとか。

残念ながら、活きの良い・悪いの見分け方がわかりません(笑)

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こんな感じ。

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裏側を向けると、吸盤がついています。この吸盤の右側辺りが切る部分。

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まずは、軽く熱湯をかけ、ヌメリを取ります。包丁がすべらない程度なので、あまり掛けすぎなくともOK。

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裏を向け、吸盤の右手に包丁を入れます。卵があるので、一気にやらずなんどか薄皮を裂くように。

切れたら、包丁を反対に向けて(刃を外側向け)裂きます。

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横一文字に裂け目を入れたら、浮き袋・内臓・卵(メスの場合)・肝臓を取り出していきます。
肝臓が取りにくい場合は、次の工程でもOK。

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内臓を出したら、刃を外に向け、皮を尾っぽの方に裂いていきます。完全に開いてください。

開いたら、熱湯を外側と、お腹の中にしっりと掛けます。
この時に、皮を指でこすって綺麗にしておきます。

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最後、熱湯で身がギュッと締まりますので、あとはブツ切りにしてください。

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これで完成です。
ほとんど卵ですね。生存率と個体数の少ない魚じゃないかな~って気がします。

汁には、にんじん・しいたけ・ネギたっぷり・白菜少々を、酒・醤油・塩少々でいいです。
出汁は昆布でおいしいです。
手に入れば、生海苔を入れると、非常に美味です。

↓ こんな感じで磯に転がっているんだとか。見てみたい。

 

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